TELの備忘録

大好きな時間を忘れないための記録

先頭に立つのはくくる

白い砂のアクアトープ 8話「crab crisis」放送。

閉館阻止を目標にし続けてきたがまがま水族館に訪れた未来での約束と課題。 

「忙しいと余計なことを考えなくて済む」の考えも正しいと思いつつも、続けていくために何をすれば良いかを考える布石となった今回の話。

いつも通り感想をまとめていきます。

 

 

くくるを思う気持ちは変わらない

今回の移動水族館の企画を通す際に閉館のことを持ち出していた久高さんに対して言い難い感情をあらわにするくくる。

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2話時点では水族館への補助金申請を出していたりと閉館を積極的に阻止しようとしていた久高さん。本当は諦めたくはないけど中部での水族館の設立計画等の現実を知っていくことで、水族館への存続からくくる達の願いを叶えることにシフトしていった結果閉館の話を持ち出すことになったのかなと思います

正直な話来場者数を大きく更新したとしてもその状態を継続できるか、存続させ続けられるかは閉館の話をするなら確実にすべき話題だからこそ、今回で言及があり安心しました。夏休み期間が終わった後高校生組は元の生活に戻り、おじい、海やん、空也さんだけで運営する状況に戻ることは未だ変わりはない。前回まででがまがま水族館の現状を映し続け今回で未来の話を持ってくることで、現状と未来の課題を揃えてくくるに提示してきたように思います。館長代理としてこの課題にどう応えていくのかが楽しみです。

 

好きな思いはどんなに離れても変わらない

約束したガラル・ファが目の前にいても「もう違うから」という理由で避けていた上原ちゃん。

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約束した日からかなりの時間が経過したこともあり、

1,海の生き物に合わせる顔がないこと

2,上手くいかない自分の状態への腹立たしさ

この2点、特に1が大きいのかなと思います。大好きだったのに会いに行けなくなって自暴自棄になっていた上原ちゃん。ただ、それを変えたのはカニの存在。上原ちゃんは病院に入院していることで生き物に触れ合うことが出来ない状態が続いており、今までが近かった分、生き物との距離間が掴みきれなくなっていたのかなと思います。そこに生き物自らが会いにきてくれたことを通して大好きな気持ちを思い出せたのかなと。遠ざかっていた時間が長くても大好きな気持ちはいつまでも変わらない。

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それとここで思うのはくくるも上原ちゃんと同じ道を辿る可能性があること。もし仮に閉館になった場合、くくるは耐えられなくて閉じこもる時間が出来てしまう気がします。その時に海やんの代わりに会いに来てくれる存在は誰なのか。風花なのかなと思うと共に、そんな可能性が訪れないことを切に願います。

 

現状の課題解決から未来の約束へ

上原ちゃんとの約束を果たすために移動水族館を提案し、会いに来た海やん。

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まさしく「今やれることを精一杯やる」を体現しています。くくる達がやってきたことも今まで出来なかったことを少しずつこなしつつ、閉館阻止に向けての集客をすること。夏休みが終わった後も続けられるような継続イベントの提案はまだ行えていないです。

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ただ、今回では今やれることを精一杯やってきた結果、上原ちゃんと夏休みを越えるであろう未来の約束を交わすことになります。ここで「がまがまは...」でセリフをきることで閉館阻止を決意するのか、それとも閉館阻止を受け入れて隠し通すのかの2つの可能性を残しつつ物語は終わります。

海やんが未来を真剣に考えている場面。今やれることをやってきた現状から未来に向けてやること考えているここで登場するのは、おそらく中部に出来る水族館からやってきた南風原さん。現状打破だった今までから次回以降は未来へ向かう話に移行すると思うので楽しみです。

 

憧れは

久高さんに「羨ましい」「強いって思う」と言葉をかけられ送り出されるくくる。

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久高さんには諦めないことを選ぶくくるを眩しく見えても個人的には後が無いくくるが焦っているようにしか見えないので、放送中は両者の視点の乖離が凄まじくてかなりメンタルに来ていました。

ここでくくるは日向に向かっていっていき、久高さんはその道を譲っています。自分が諦めた道を歩み続けるくくるを羨ましく思うと久高さんと、誰もついてこないから自分がやるしかないと逼迫しているくくる。ただ、そうでありつつも久高さんもくくるの後を走って追いかけようとしてくれてるのが救いでした。

今を精一杯頑張るくくるに良い道が開けますように。

 

終わりに

自分のデスク近くにがま水のポスターを貼ってるの好き。折り紙は4話にて登場。作中で変わらず応援し続けていたことをここでアピールした上で、この話を持ってくるの本当に...。

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そして「私の夢、水族館の飼育員だったんだ♪」の声の伸ばし方も可愛いですし何もかもがありがとうございますという...。

 

目の前にある課題をこなし続けることを主としてきたこれまでの物語に、未来を考える機会を与えることとなった今回の話。その流れで登場するのは未来の課題である中部の水族館からやってきたであろう南風原さん。現状の課題解決を続けてきたがまがま水族館がついに未来に目を向けることになるかもしれない次回9話。

放送を楽しみにしています。

今回もありがとうございました!