ごめんなさいがありがとうに変わりますように
白い砂のアクアトープ3話「いのちは、海から」が放送。
アニメにおける3話は見続けるラインとしてよく定められる大事な3話。
2話までで沈む夢、漂う夢、動き出す夢をそれぞれ描いたうえで、命を預かる水族館の仕事が本格始動するのが今回の話。
いつも通り好きだった場所をまとめつつ小ネタをまとめる記事とさせてください。
今回は放送直前でかなり走り書きです!お許しを!!
くくる「誰もやらないなら私がやるしかないでしょ」
冒頭のくくるのセリフ。がまがま水族館は家族と過ごした大切な思い出であり、大切にしていくうちに家族同然になった生き物たちのいる場所。がまがま水族館の外から助けようとしてくれる人たちはたくさんいても、がまがま水族館の館長として運営をしようとするのは描かれている限りだとくくるのみ。
誰も目指さない道を進もうとするくくる。そしてこの物語では対となる、多くの人が目指すアイドルの道を進み努力してきた風花の存在。
くくると風花は性格だったり言葉にそれぞれの対比のような部分を多く見かけるから見てると発見が多そう。
くくるがごめんを言う番
前回では風花がたびたびごめんなさいを繰り返しており、ありがとうが正しい場面でもごめんなさいを言ってしまっていた。そして今回では逆にくくるがごめんなさいを使う番。ありがとうでも良いところをごめんなさいと伝えてしまう2人。
逆に今回では風花は前向きな言葉が少しずつ増えてきており明るい気持ちになれる場面がたくさんある。お互いの立場が少しずつ出てきていきながらも、風花の敬語も少しずつ抜けてきていて見てて微笑ましい場面がたくさん。
たくさんありがとうを交わし合う関係になってほしい。
空也はどこで館長に拾われたか
館長に拾われたと話す空也。水槽の掃除をする時に風花からも「空也さんとは少し違うと言うか...」と言及もされており、どこか海とは縁遠い場所に住んでいたことを感じさせる。
もしかしたら空也も風花と同様に道を迷っている時に当時の館長であるおじいから拾ってもらった?
そうなると今後2人の共通点とかの話も生まれてくるし面白い。
小ネタ
ペンギンの羽数
3話序盤のくくるの幼少期のペンギンの羽数は確認できる限りで10匹。対して3話では健康診断のリスト、餌やりの時の羽数を見ても7羽に減っています。おじいが先に引き取りを進めたのかはわからないけど、少しずつ閑散としていったのかと考えると切ない。
ファーストペンギンの話
www.adeliae.qom 〉 adeliae expedition
→adeliae : Pygoscelis adeliaeと繋げることで南極住まいのアデリーペンギンの学名
→expedition : 遠征
→→合わせてファーストペンギン?*1
くくるの髪飾り
子供ころは緑玉、中学生は魚、今は貝殻。緑玉は子供っぽく、魚は多少の可愛さがあり、貝殻は綺麗さが全面に出ている。少しずつ成長していってるのがわかって良い。
勇気ってただ無謀なこととは違うよね
アリストテレスの中庸の考えに近い。勇気は無謀と臆病の間にある。ここの描写で映るファーストペンギンも死ぬ可能性の高い海には簡単にいかない臆病さと、餌を見つけるための勇敢さを兼ね備えている(若干勇敢がこの場合は強め)
編集後記
久高さん可愛くないですか?
大人として出来ることでくくるとがまがま水族館を支えつつ、上手く行かない時も不満をちゃんと発散できる。それでいてボイスドラマの時みたくお酒になると一気にテンションを上げる子供みたいなところもある→ボイスドラマリンク*2
関係なくてすみません。
今回の話では2話から変わって、くくるの弱気なところが見えてきましたね。お互いの立ち位置が切り替わり、風花の頼もしさがさらに見えた良い1話でした。
今回からはキジムナーにも声が追加され、少しずつ物語がファンタジーと現実を混ぜた綺麗なものに変わっていっています。
次回はニックネームがうみやん?の貝殿轟介が登場。風花がアイドルだったことを知っているらしく性格次第ではまたややこしいことになりそうな予感...。
とにかく次回の放送も楽しみにしています。
ありがとうございました!!